概要
NTシステムズは、これまで数多くの降雪地帯において燃料電池システムを用いた風況観測支援を行い、多くのお客様から高い評価をいただいてまいりました。特に、他社の燃料電池システムでは冬季の観測が困難であったというお客様からのご相談やご依頼が非常に多く、私たちのシステムを選んでいただくきっかけとなっています。
当社自身も創業当初は、小型風力発電や太陽光発電を組み合わせた独立電源システムで風況観測を試みる中で、多くの失敗と試行錯誤を経験しました。しかしその経験こそが、現在の高い完成度を誇る燃料電池システムの礎となっています。風雪に晒される厳しい現場での教訓を一つひとつ積み重ね、日々改良を重ねることで、現在のシステムに至りました。この過程で、当社を信頼し応援してくださった多くの企業さまには、心より感謝申し上げます。
当社が提供する燃料電池システムの中心にあるのは、三菱ガス化学製のダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC)です。三菱ガス化学の高品質な燃料電池モジュールを基盤に、当社独自のシステム設計・温度調節機構・筐体設計を加え、寒冷地や降雪地帯でも安定して稼働する高耐久のシステムを実現しています。他社製の燃料電池で指摘されがちな寒冷時の起動不良や結露、筐体の断熱性能不足といった問題も、当社のシステムでは徹底的に対策しています。
実際に、他社の燃料電池システムで冬季の風況観測に失敗されたお客様が、当社の燃料電池システムをレンタルされ、翌年には無事に観測を完遂されたケースもございました。その際には「これほど安定するとは思わなかった」とのお言葉をいただき、当社としても大変光栄でした。
もちろん、降雪地帯の風況観測には燃料電池の性能だけでなく、給油のタイミングや積雪への対応など、難しい課題が多く存在します。例えば、十和田湖近くの現場では、地中から発生する硫化水素の影響により燃料電池の劣化が早まるという予想外のトラブルもありましたが、当社は急遽硫化水素フィルターを設置することで現場の稼働を維持し、お客様の期待に応えました。また、冬季の給油作業中に野生の熊と遭遇するという過酷な現場もありましたが、それでも当社スタッフは安全を確保しながら作業を完遂し、任務を全ういたしました。
このように、当社の燃料電池システムは、過酷な環境下で鍛え抜かれ、実績を積み重ねてきました。降雪地帯においても、高い信頼性と安全性を誇る当社のシステムは、風況観測の強力なパートナーとして、多くの企業さまに選ばれています。これからも現場の声に耳を傾け、より良いシステムの開発に努めてまいります。