概要
急峻な崖地での風車リプレースに伴い、通常の支線付き鉄塔が設置不可能であったため、「60m自立柱」タイプの風況鉄塔を選定・導入しました。
施工地は非常に狭く、支線を設ける余裕がなかったため、自立構造としつつも十分な耐風・耐震性能を確保する必要がありました。
基礎工事では8m×8mの敷地内に収まる設計とし、70tクラスのクレーンによる上部設置も計画通りに実施されました。
センサーアームの角度設定も現地の地形と風向特性に合わせて柔軟に調整。資材搬入のルート確保など、施工管理面でも工夫が求められた案件です。
多くの制約を乗り越えて完成したこの事例は、「設置可能性の限界に挑戦した風況観測設備」として特筆されます。
- 場所
- 四国地方(崖地)