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燃料電池システムのクラウド遠隔監視システムについて

概要

NTシステムズは、三菱ガス化学製スタック採用のメタノール燃料電池を中核に、蓄電池・インバータ・太陽光パネル(PV)を組み合わせた独立電源をクラウド常時監視しています。
お客さまには日々、このような取り組みを徹底し、安全・安心に風況観測を継続していただける体制を整えています(レンタル先での監視・設定・判断は不要です)。

毎日の取り組み(常時監視+営業日9:00レビュー)
24時間テレメトリを収集し、営業日9:00に総点検(エラー有無・主要指標・しきい値の妥当性)。
ドップラーライダーの**電力需要(負荷プロファイル)**と、燃料電池出力・バッテリーSOCを重ねて確認。
PVの発電時間帯(開始/ピーク/終了)を把握し、季節・天候による変動を即時反映。
点検結果は社内で記録・分析し、安定稼働につながる改善へ継続反映します(定期レポート提出は原則不要)。

異常時の即応(必要時のみご連絡)
しきい値超過や傾向異常を自動検知 → 遠隔で一次切り分け(電源系/燃料系/PV・蓄電協調など)。
必要時のみ即時ご連絡し、遠隔是正(設定調整・再起動)または現地保守を手配。
事象の原因と対策は社内で精査し、再発防止として運用・しきい値に反映。

PV×燃料電池×蓄電の最適運用
日中:PVで負荷を賄い、余剰で充電。
夜間・悪天候:燃料電池と蓄電で安定供給。
この協調制御により、過負荷や電圧/電流の過不足を未然に回避し、計画外停止リスクを低減します。

燃料(メタノール)補給の予測運用
残量×消費トレンド×PV寄与率から予測補給日を算出してご提案。
連続運転・試験予定に応じて事前増量/臨時補給も提案します。
補給後はレベル復帰・濃度の妥当性を確認し、ログに記録。
補給時期の判断や計算は、お客さま側で行う必要はありません。

お客さまのご負担がない運用
日常的な監視・設定・しきい値調整
異常時の一次切り分け・遠隔操作・保守手配
日次サマリー/月次分析(社内完結)
→ これらはすべて当社が実施し、必要時のみシンプルにご連絡します。

安全・信頼性への配慮
現場条件に合わせたしきい値カスタマイズ、通信の暗号化・権限管理。
時系列ログを長期保管し、運用改善とトレーサビリティを確保。
既設設備にも後付け対応し、BMS/インバータ/各種センサーとマルチプロトコル連携。

まずは安心して観測を継続いただくことが最優先。
NTシステムズは、日々の監視・判断・是正・補給提案までワンストップで担い、現場の確実な稼働を支えます。


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