3Dスキャニングライダー

Molas 3D

Solution For Fine Measurement of 3D Wind Field

Molas 3Dスキャニングライダーのスキャンシステムは、強力なプログラム性と高い風速測定精度を備え、風力プロジェクトの風速測定、民間航空産業の航空機後流渦や危険な気象検出、高精度の風速プロファイル測定、大気分野の排出源追跡に適用することができます。

  • 複雑な空気の流れの計測にも対応
  • 風力タービンの後流測定
  • 複雑な地形のアプリケーション
  • 体積と重量が小さいため、設置や輸送に便利です
  • ワイヤレスで簡単に設定でき、データのダウンロードも簡単
  • 無線アクセス
  • 陸上および海上の過酷な現場でも迅速に導入可能

Molas 3Dの特徴

広範囲
高精度
データセキュリティ
簡単な設置と
メンテナンス
高い空間解像度

仕様

測定可能距離 8km(距離分解能75m相当)/4km(距離分解能30m相当)
距離分解能 30m、75m
積算時間 0.5s、1s、2s、4s、8s、オプション
風速測定 -75m/s~75m、精度0.1m/s
垂直スキャン範囲 範囲-10°~190°、精度0.1°
電源 110V AC
動作可能温度/湿度 -20℃~50℃/0〜100%
保護等級 ハウジング IP54※粉塵が内部に侵入しない。また豪雨でも内部に浸水がない耐塵防水仕様。
内部モジュール IP66※粉塵が内部に侵入しない。また豪雨でも有害な影響を受けない耐塵防水仕様。
防食等級 ISO C5-M※洋上で耐えうる耐食性。
通信インターフェイス PROFIBUS-DP 、Modbus/TCP
サイズ/重量 800X650X1130mm/150kg以下

データ

出力データ 水平風速・水平風向・垂直風速、統計データ、タイムスタンプ、GPS、温度・湿度
※出力データは、10分間の平均データと1秒ごとのリアルタイムデータから選択可能。
データ形式 ASCII
ストレージ 128GB / 5years @1Hz
通信方式 Ethernet(100BASE-TX)/ 3G / 4G
※衛星通信での実績もあります、お気軽にお問い合わせください

SCAN MODE

スキャンモード

Molas 3Dのスキャニングシステムは、強力なプログラマビリティを備えています。測定の範囲や現場の状況に応じて、測定計画やライダーのスキャンモードの設定を開発することができます。

DBS風速プロファイルスキャン

風速プロファイルは、高度に応じた大気中の水平風速の変化曲線です。Molas 3Dは、東・南・西・北・鉛直の5方向の半径方向風速を順番に測定し、風速・風向プロファイルデータを算出することで、設備直上の風プロファイル情報を継続的に収集できます。

PPIスキャン - Molas 3Dスキャンウィンドライダー

Molas 3Dは、固定ピッチ角と変化する方位角で広い範囲にわたって半径方向の風速をスキャンします。この走査方法は走査面上の動径速度情報の変化を鮮明に見ることができるため、比較的平坦な地形での水平風場の取得や、後流量やウィンドシア量などの精密な計測に適しています。

RHIスキャン - Molas 3D風スキャンライダー

Molas 3Dは、固定方位角でスキャンし、ピッチ角を変更して、1 つ以上の垂直面スライスを上から下、または下から上にスキャンします。この走査方法は、鉛直面上の風速の変化を観察するのに適しています。

スポットスキャン

Molas 3Dは、設定された複数の方位角とピッチ角に従って、これらの方向の半径方向の風速を順番に収集できます。この方法は通常、カスタマイズされた反転アルゴリズムと組み合わせて使用されるか、PPI/RHIの時間分解能を向上させ、単一のPPI/RHIの取得速度を高速化するために使用されます。収集されたデータは通常、後処理後に処理する必要があります。

仮想風力塔スキャン

Molas 3Dは、PPIスキャンを使用してターゲット位置の範囲をスキャンします(通常、60度を超える方位角が必要です)。これにより、その位置での風速と風向を逆転させることができます。この方法は、測定点の下にレーダーを設置するのが不便な場所や、風速プロファイルでは直接測定できない高さの低い点の測定に適しています。

2024年現在、デンマークにてDTU認証のための性能評価テスト中。
2024年2月に第1段階を通過した際の資料はこちら

この製品の詳細は山梨支社(0553-34-8180)へお問い合わせください。

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